(追記)
陰と影で漢字間違ってたっぽいです。全部直すのがアレなのでゆるしてください
というか似たようなもんですもっとホンシツを見ようよナルホドくん
影の付け方
●はじめに
今回は影の付け方を説明します。慣れると感覚的につけられるようになりますし、
セオリーに従って影をつけるだけで、ある程度の不自然さを誤魔化したり、影で形を説明できるようになります。
●影と光
影と言うものは光によって生み出されます。この世のものは光が当たっている限り影が出来ます。
例外として全方向から強い光を当てると影は出来ませんが、自然ではそういうことは殆どありません。
自然においては多くの場合、太陽が光源になっています。
絵に描く場合、太陽を描く必要はありませんが、きちんと光源を設定して影を描くと、自然に見えやすいです。
●光源
影を描くということは、光がどのように当たっているかを描くことと同じです。
つまり、影のつき方で光源のおおよその位置、強さが分かるのです。
イラストなどを描く場合、光源は曖昧に設定されていることがあります。写実が目的ではないからです。
しかし、光源があっちにもこっちにもあるような描き方をすると、脳味噌が混乱して、
ものの形が分かりにくくなることもあるため、注意が必要です。
●影の出来方
影の出来方は、光源の位置と大きさ、物の形、視点 のだいたい4つくらいで変化しながら出来ます。
文章で説明するのは難しいので、実際に物に光を当てて変化する様子を確認するといいと思います。
月の満ち欠けは身近にある良い例だと思います。
影は、光源から伸びた半直線が物体と接する点を繋ぐようにして、影と光の境界線のラインが出来ていきます。
厳密に言うと、光源の大きさとか、光がそもそも波で粒子で~とかめんどくさいので、だいたい分かればいいです。
直方体のような、平面で構成された物体は影をつけるのが楽です。
ここで、前回の『ものを大まかな立体で見る』が役に立ちます。
物体を大まかな立体にして影をつけ、あとは細部で微調整すればよいのです。
●影の暗さ
影の暗さは光源の強さ、地面と接しているかどうか、反射光などなど色々な条件で変化します。
ですが、めんどくさいので『お決まり』として覚えて、その後で臨機応変に対応して下さい。
図のa)とb)を見て下さい。aはbだけだと見づらいので比較用です。
bの球体の各部にはそれぞれ①②③④と数字が割り振られていますが、それについて説明します。
①光が最も当たる面。
②影が溜まる点(帯)。前述の直線との接点より影側の辺り。
③ ②よりも光源から遠ざかる面。床(地面)からの反射光が当たるので、②より少し明るい。場合によっては同じ
④地面と接している部分。接地面(点)。最も暗い。というか黒。③と④の中間は少しずつ変化する。
簡単に説明すると以上の通りですが、例えば③の中であっても場所によって暗さが変わります。
ですが、1234どうしの差よりは小さいことが多いです。
直方体の場合は辺の部分が②になります。
1234を簡単に観察するには、白い卵や、金属のパイプなどがお勧めです。
直方体の観察はティッシュ箱とか。
また、物体はすべてが簡単な形をしている訳ではなく、大まかな立体の1234の中に、さらに小さい単位での1234が内在しています。模写をする場合は、その点に気をつけると良いです。
逆に、アニメ塗りなどにおいては、②と③の暗さは全く同一で、暗さのグラデ変化は無く、
面の向きでの暗さの違いも殆どありません。
●影で説明する
表現方法として、影で位置関係を説明するように描く場合があります。イラスト等に多いです。
例えば顎の下の暗さは、顔と首との距離感を出すのに有用です。
とかいろいろありますがめんどくさいので今回は詳しく説明しませんごめんなさい
●まとめ
・明るい!暗い!ちょっと暗い!接地面!の順で覚える。
・光源決める。(元から決まってるなら意識する)
・大まかな立体で見る。
・慣れろ
床に出来る影はまた今度。おわりなの。