イラストの方がスランプ気味になってきたので、ここらで所謂シュールとかカオスとか、
アングラ的な動画について語りたいと思います。
すべて個人的な意見であるため、不平不満等を感じてもどうかお許し下さい。
ニコマスを問わず、ニコニコにはたくさんの、『シュールと人々に呼ばれている』動画が存在します。
呼ばれている、というのは、存在がシュールなのではなく、
世間がシュールと評価している、という意味です。
私も今まで、色々なそういう類の動画を見て来ました。紙芝居も含めて。
そこで、感じたことが一つあるんですが、簡潔に言ってしまうと、
「シュール動画は二つの種類に分けられる」んです。
一つは、作ろうとして作っているもの。
もう一つは、思うままに作ったらできちゃったもの。
前者は動画を見ると、どこか作為的なものを感じるんですよ。わざと臭い。
「こんな風にしたら訳分かんないだろうな」って思って作ったんだろうなと。
こういうのを作りたいっていう気持ちは分からなくもないんですが、
はっきり言わせて貰うと、自分を欺き過ぎています。もっと自分の中をほじくるべきです。
そもそも日本でのシュールの使い方は微妙に間違っていると思うのです。
シュールという単語が元々おかしいんですけどね。
詳しくはググってもらうとして、私の思うところを説明しますと、
例えばダリの絵を思い浮かべてみて下さい。時計がとろけてるやつとかです。
たぶん、誰もがあの不可思議な絵を見て「意味分かんねぇw」と言うんじゃないかと思うのですが、
日本ではその見る人の感じ方をシュールと呼びますよね。
でもそれはあってるけど違うんです。
本当のシュルレアリスムっていうのは無意識を表現することなんです。
つまり、ダリの絵のあり方がシュールなのであって、
見る人の感じたものはシュールであってシュールじゃないんです。
すなわち、「こういうものを作ろう」と思って作る時点で、すでにシュルレアリスムではないのです。
私の動画『THEタワーはるか』にもシュルレアリスムのタグが付いていたことがありました。
(今は未確認なので分かりません)
あのタワーを初めて描いた時、ブログを見ていた人なら分かるでしょうが、
私はイラストについて悩んでて(今もですけどw)、どうしようもなくなって、
適当に筆を走らせていたら、いつの間にかタワーを描いていました。
逆に、タワー2作目は端からそういうものを作ろうとして作ったので、
明らかにシュルレアリスムの定義から外れていると言えます。
先ほど挙げたうちの前者を否定するつもりは全くありませんが、
出来れば、理想ではなく、自分の潜在意識を引っぱり出したような、
そんな動画を作って頂きたいと思います。
え?『どうやるんだよそんなの』って?そりゃ簡単です。
お酒を飲んで酔っぱらった(全裸で友人の名を叫ばない程度)時とか、
眠くてしょうがない時とか、疲れててor苦しくてもう駄目…と思っている時なんかに作るんです。
他にもいろいろあるらしいんですが、極限状態が一番かと思います。たぶん。
↑は小鳥よしおPに資料として送ったものです。大したこと描いてないですがw
頼まれた設定も書いてみました→■
あと、大百科編集できる方にお願いがあるのですが、
大百科のピクシブブログへのリンクは消してもらえませんでしょうか。
恥ずかしいので…w